トランプゲーム「バサ」について調べてみました

リアルゲーム

ども、昇です。

トランプゲームの一種にバサと呼ばれるものがあり、やりすぎ都市伝説で紹介されました。中毒性が高くギャンブルとしてすると危険だと言われたりしているそうです。

そんなバサについてどんな遊びなのか、ルールや危険性について調べてみました。

バスラ(Basra)は類似ゲームか?バサそのものか

語感と英語表記が似ているものにバスラというものがあります。

カードをプレイヤーに配り、山札から1枚場に出して手札のカードを使って場に出ているカードを獲得していくというゲームです。

山札がなくなった時点で獲得したカードの点数を競うものですが、テレビで言われていたスペードのQが特別なカードということはなく、Jあるいはダイヤの7が特別な位置づけでした。また、バサ返しというルールも存在していませんでした。

このゲームも中東、特にキプロスで人気だそうです。

テレビで言われたバサはこういったゲームのローカルルール、あるいはその反対に元となったゲームを指しているのではないでしょうか。

考えられる可能性としてはバスラがバサであってルールが若干違うのは地域によって違うから、rの発音を聞き取れなかった人がバサと広めた、本場ではrは発音せずバサと言う、バスラと後述のドボンをごっちゃにしたなど。

バサと似ているドボンのルール

ドボンもスペードのQが特別なカードということはないのですが、バサ返しに相当するドボン返しというルールがあります。ギャンブル性が高く、テレビで言われたバサの説明に酷似していると感じました。

以下、簡単なドボンのルールです。(適切なプレイ人数は4~5人くらい)下記のサイトを参照しています。

ドボンのルール – トランプスタジアム

  1. カードをシャッフルしてプレイヤーに5枚ずつ配り、残りを山札として裏向きにして置きます。
  2. 最初に上から1枚めくって場に表向きに置いて台札とします。
  3. プレイヤーは順番に台札と同じマークか数字のカードを出し、台札に重ねていきます。
  4. 条件に合うカードがない時は山札から1枚めくり、それが出せるなら出し、出せない時は手札に加えます。
  5. 手札があと1枚となった時に「リーチ」と宣言する。宣言し忘れた場合は山札から1枚手札に加えなくてはなりません。
  6. 最初に手札がなくなった人が勝者となり、残りは全員敗者となります。
  7. 敗者となった人はゲーム終了時点で持っているカードの点数分マイナスがつき、勝者は敗者全員分のマイナス分の得点がつきます。

基本1枚ずつカードを出していきますが、自分の手札の合計が台札の数字とちょうど同じなら、手札全てを出してあがることができます。これを”ドボン”と言います。
ドボンされた人が同じくドボンできるなら”ドボン返し”となり、ドボン返しをした人が勝者となります。
ドボン返しをできなかった人は、それまでドボンによって出された全ての札を自分の手札としなければならない(ドボンされた時の自分が出した札を含む)

例:10のカードを出したプレイヤーがいて、それに対して6と4を出してドボンをした。このままだとドボンした人が勝者となり、10のカードを出した人が自分の出した10と6と4のカードを手札に加えてゲーム終了。点数計算に入ります。
6と4でドボンされた人の残り手札が1と9だった。この場合ドボン返しをすることができ、ドボンをした人が10と6と4と1と9のカード全て手札に加えてゲーム終了となります。

上記のルールに加えて以下のカードはそれぞれ特殊な効果があります。

A:次の人の順番を飛ばす
2:次の人は2を出せない場合、手札に2枚加えなければならない。
8:どのマーク、どの数字に対しても出せ、次のマークを決めることができる
J:カードを出す人の順番を逆にする
Q:複数枚持っていたらまとめて出せる

以下、それぞれのカードの点数です。

A,2,8,J:20点
10,Q,K:10点
上記以外:数字分の点数

ドボンは勝者1人で残りは全員敗者となる麻雀などよりもシビアなゲームです。

ドボン返しが行われたり、残り手札の点数が多い場合は1回のゲームだけでもかなりの得点移動が起こりえます。

ドボンは地方によってドカンなど別の呼び方をされたり、ローカルルールが加わったりします。

おそらくテレビで言われたバサもこういった”返し”のルールなどにより大きな点数移動があるものだと思われます。

バサの危険性

仕事や家族を顧みなくなるくらい中毒性のあるカードゲームなどと言われているそうです。

ですがこれは言い過ぎというか都市伝説的という感じを受けました。

まず大富豪やポーカーなど普通に遊ばれるカードゲームにも中毒性はあります。これらのゲームを始めて教えてもらった時は何回もやりたくなったりはしなかったでしょうか?

それにお金をかけるなどしてギャンブル性を持たせれば、どんなゲームも中毒性が高まります

「中毒性があって危険!」というならソシャゲのほうがよっぽど危険ではないかと僕は思います。

トランプはその場その場の戦略性や得点、勝つことができるかという要素があります。ソシャゲはそれらに加えキャラクターやストーリー、他のプレイヤーとの協力関係という強みがあるので、ハマればお金も時間もかなりつぎ込んでしまう人がいます。

レバノンではあまりにのめり込む人が多いからバサは国が禁止したという話がありますが、この国にガチャありのソシャゲが流行したらどうなるか気になります。

まぁ、ガチャは前払いでバサなどの賭けごとは勝負後に清算となるので人生が危険となる可能性が高いのは後者ですけどね。

こういったギャンブル系に耐性のない人はドハマりするかもしれないので、バサは危険でありやらないほうが良いとは言えます。

まとめ

  • バサはバスラの派生、あるいは元となったカードゲームという可能性がある。
  • ドボンなどのルールと組み合わせて作られた(嘘)という可能性もある。
  • そこまで危険性があるとは思えないがギャンブル系に耐性がない人はやらないほうがいい。
  • バサをやってみたいなと思うなら、賭けなしでドボンをするのがおそらく正解。

以上です。いやいやバサはバスラともドボンとも全然違うゲームだよなどとお詳しい人がいましたら、よければコメント欄にて教えてください。



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