ども、昇です。
ゲームはストレス解消になると研究結果が出ています。ある特定のジャンルのゲームをするとストレスホルモンであるコルチゾールが17%も低下すると分かっていますし、この記事(英文)によればどんなジャンルであってもストレスを和らげたり憂鬱な気分を低減させ、気分を良くしてくれるということです。
ですがゲームをしてストレスを感じるという人もいます。ここではその原因となる問題と対処法についてお話します。
もし怒ってしまうのを何とかしたいと考えているならこちらの記事をお読みください。
ゲームで怒りを感じた時の自己コントロール方法
なぜゲームをストレスに感じてしまう人がいるのか?
基本的にゲームはストレス解消してくれるものですが、ストレスに感じてしまう人がいるのも事実です。それはなぜか?
そもそもプレイしているゲームが面白くないとかロードが遅くてイライラするというのは論外として、次のような問題が挙げられます。
- 飽き
- 目標地点の高難度化
- 欲しいアイテムが獲得できない
- 義務感やもったいないと感じてやりたくない時までゲームをしてしまう
- 他プレイヤーとの関りでマイナスの感情を抱いてしまう
飽きは仕方のないことですし、②~④については純粋にゲームをプレイすることによって感じるストレスではなく、個人個人の捉え方の問題です。
以下、それぞれの対処法です。
それぞれの対処法
①飽きたら別のことをすればいい
飽きへの対処法が一番簡単です。別の楽しめることをすればいいだけです。1つのゲームを延々と楽しめるという人もいますが、たいていの人は飽きが来ます。だからこそ数えきれないほどのゲームがリリースされているわけです。シナリオを全部進めたい、友達がまだやってるから付き合いとして等、何らかの理由で飽きが来てしまったけれど暇だし何かゲームがしたいという人はジャンルが違うものをプレイするのがおすすめです。そうすると飽きていたゲームをまたやりたくなる可能性が高まります。
②難しいところで躓いたらできるところを楽しめばいい、初心に戻る
多くのゲームには難易度があり、最初のうちは誰でもクリアできるコンテンツをプレイするだけでも楽しめます。ですが進めていくうちに難しく感じる難所が出てきます。RPGなら歯が立たない敵、アクションなら繊細な操作を必要とするギミックの登場などです。こういったものはそうそう簡単にはクリアできないように設計されていたりします。
難所はクリアできるとレアアイテムがもらえたり、満足感を得られるので少しプレイしてみて難しいと感じても、なんとかクリアしようと頑張るプレイヤーは多いです。ですが、何度も何度も挑んでクリアできないと大きなストレスになります。特にソシャゲなんかだと特定のイベントは開催期間が設けられているので、人によってはかなりの時間を費やしてしまいます。
難所のないゲームはつまらなく感じるもので、ゲームにとってほぼ必要不可欠のものだと思いますが、それにやっきになって強いストレスを感じるのならやらないほうがいいです。期間限定のイベントなら見切りをつけ、期限のないものはある程度上達するまで今の自分のレベルでもクリア可能なコンテンツを遊ぶほうが健全です。
どうしてもこれをクリアしたい!と考えてしまう人には初心を思い出してほしいです。そのゲームを遊んだ当初どういったことが面白くてやっていこうと思ったのか、その頃と比べてどれだけゲームが上達したか、こういったことを思い浮かべた上で次のことを考えてください。ここはそこまで頑張ってクリアしなくてはいけないコンテンツなのか?もしクリアできたらどれだけ幸福になれるか?クリアできなかったらどれだけ不幸なのか?
遊び始めた当初と現在の状況、そして近い未来を明確にするとできないことにやっきになってストレスを感じるといったことが減ります。
③欲しいアイテムが手に入らないときは終わりを設定する
特にRPGで多いことですが、ゲームに役立つアイテムでなかなか手に入らないものがあったりします。難所をクリアしないと手に入らないアイテムもありますが(この対処法は上記の通りです)、何回も同じことを達成してやっと手に入る場合があります。
例えば敵を倒したときに得られるいわゆるドロップアイテムが低確率に設定されているとき、あるいはドロップ確率は高くても必要量が多いときです。こういった場合必然的に何回も同じようなことをしなくてはなりません。
作業感を感じてしまったり、次こそはと何回もチャンレンジして手に入らなかったときは嫌になるものです。
こんなときはがむしゃらにチャレンジするのではなく、計画を立てるべきです。人は終わりの見えないことには強いストレスを感じます。このアイテムはいつ手に入るのか?と思いながらプレイしていると疲弊します。ですから無理のない範囲で1日にこれだけはやると終わりを決めると楽になりますよ。
④義務感を感じたときは加点方式で自分を評価してやればいい
ゲームをしていると~~しなければならないと義務感のようなものを感じてしまうときがあります。例えばメインストーリーに関係のない別にしなくてもいいアイテム集めや討伐クエストを何時間もかけて達成しようとしているときに感じたりします。
楽しめているのならいいのですが、ストレスや苦痛を感じてまでこういったものに時間をかけるのはおすすめできません。ストレスだけど完璧にこのゲームをクリアしたい!というのなら一気にやろうとせず、毎日少し時間を割いてコツコツクリアしていくなど負担を分散させたほうがいいでしょう。
もう一つ問題になるのが1日にプレイできる量が調整されているゲームです。ソシャゲの話になりますが、多くのソシャゲがスタミナなどと呼ばれるプレイするためにポイントを使用する方式を取っています。
できる量が限られているならそっちのほうが何時間もプレイしなくていいんじゃないかと思う人もいるでしょう。それも一つの側面です。しかし、このポイントは時間が経つと回復するのですが、上限が設定されているので1日の違う時間帯に何回かログインしてプレイしなければ無駄になるポイントが出てくるという点が問題になります。
何時間で上限まで溜まるというのはゲームによってまちまちです。6時間くらいで溜まりきるものもありますし20時間経ってやっと上限というものもあります。より楽しみたい、早く強くなりたいと思うほどこのポイントは無駄にしたくありませんよね。なのでポイントの消費が義務みたいに感じるという人もいて、それが負担になりストレスを感じるといったことがあります。
例えば6時間で上限が来るゲームをしている場合、ポイントを最大効率で使おうと思えば朝起きてすぐプレイして学校や職場へ行き、お昼休憩と夕方にプレイして、寝る直前にもしなければなりません。たとえ1回に10分くらいしか時間を使わないゲームだったとしてもそれぞれの時間帯で必ずしなければならないと思っているとかなりの負担になります。
ソシャゲを最大効率でしようとしてリアルの生活が圧迫されている人は結構な数いるんじゃないかと思っています。かくいう僕もソシャゲを3つかけもちしてそのどれもを最大効率でやってやろうとしてたときがあったのですが、睡眠時間を減らさないとダメでしたし「次上限くるの何時だっけ?」と気にしてしまうことが多く、これはシャレにならない負担だなと思ってやめました。
それでどうしたかというと、アンインストールはせずに時間があるときや気分転換したいときにコツコツやることにしました。もちろんポイントはかなり無駄にしているのですが、進んだ分を意識するとモチベーションも下がらないんですよね。無駄にしたポイントというマイナスを意識するのではなく、進捗したプラスの面を意識すると「あの頃に比べてこれだけできるようになったなぁ」と満足感を得ることができます。
⑤他プレイヤーは気にしないか遊ぶゲームを変える
対人要素のあるゲームでは他のプレイヤーと自分を比べる時に強いストレスを感じる場合があります。「他の人はうまいのに自分はなんでこんなにできないんだろう」とか「この人自分よりかなりレアキャラ持ってて羨ましいな」とか思う時などですね。
ゲームによってはプレイ中に一緒に遊んでいる人からチャットで罵詈雑言を浴びせられるということもあります。
これではストレスがかかって当然です。オンラインのゲームにはいろいろな人がいますし、いちいち他のプレイヤーを気にしていたらキリがありません。人のことは気にしないでおきましょう。
チャットでやり取りしながらプレイするのは楽しいことではありますが、悪口を言われて気分が悪くなるくらいならチャット機能はオフにして遊ぶか別のもっと楽しめるゲームをしましょう。
また、遊ぶゲームのジャンルによってストレスの感じやすさが違います。どのジャンルがいいのか分からないなら以下の記事を参考にしてください。
ストレスを感じやすいゲームジャンルと和らげてくれるゲームジャンル
プレイする時間帯の影響
あとなかなか気づきにくいことですが、プレイする時間帯が問題となってストレスを感じることがあります。
ゲームをプレイすると多かれ少なかれブルーライトに晒されます。ブルーライトは太陽の光にも含まれていて、朝起きて覚醒するためにはいいものですが、寝る前に浴びると体内時計に悪影響を及ぼしてしまいます。その結果睡眠時間の減少や起きてからの活発度の低下などが見られるようになります。
体の不調はストレスそのものです。寝る前にゲームをするのは極力避けましょう。だいたい寝る2時間前からは浴びないほうがいいと言われているので、23時に寝る人だったら21時にはゲームをやめる習慣をつけるほうがいいです。
まとめ
- 飽きたら別のことをする
- 難しいところで躓いたら初心に戻る
- アイテム集めなどでだるさを感じたら終わりを決める
- 義務感を感じたら加点方式で満足感を得る
- 他プレイヤーは気にしない
- 寝る前のゲームは控える
以上です。ゲームは楽しむためにするもので、これでストレスを感じるというのは本末転倒ですよね。プレイしていて何かストレスを感じると思ったらこの記事に書いてあることを参考にしてもらえたらと思います。
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