ども、昇です。
ゲームに関してやり過ぎはよくないという話を聞いたり、感覚的にそう感じている人もいるでしょう。
快楽物質であるドーパミンが大量に分泌されて依存症になってしまうから規制するべきだと主張するものもありましたが、即座に依存症になったりなどはしませんし、危険視されるほど大量に分泌されるものでもありません。
このページではゲームをした時のドーパミンの放出量と依存についてお話し、依存症とならないためにはどうすればいいのかお伝えします。
ゲームをした時のドーパミン放出量
ゲームをするとドーパミンの放出量は2倍になり、これは使っちゃいけない系の薬を使用した時と同じであると主張するものがありましたが、これは誤りです。もしくは意図的なデータの見せ方をされたものでしょう。
まずこの主張でおかしいのが薬の種類と投与量について言及がないことです。比較的作用が穏やかなものをものすごく薄い濃度で、ごく少量を投与した時のデータかもしれませんよね?
また、ゲーム以外の比較がないことです。運動した時や食事した時にもドーパミンは出ますがそのデータがありません。
パトリック・マーキーとクリストファー・ファーガソンという2人の研究者の言い回しをすると、ゲームをした時のドーパミンの放出量はペパロニピザを1カット食べた時と同じ程度でしかないということです。
ドーパミンの放出量とゲーム規制問題
ドーパミンの放出量が多いからゲームはプレイ時間を規制するべきだという意見が出たことがあります。
しかし、それなら同程度出る食事も規制するべきとなってしまいます。それはさすがにおかしいですよね。
ですからドーパミンの放出量を問題としてゲームを規制しようとするのはお門違いです。
ですがゲームへの過度の依存というのは実際に存在していて、少なからず問題になっているのは事実です。
ドーパミンは依存のトリガーでしかない
なぜゲームに依存してしまうかというと手軽に心地よくなれるからで、他の事を避けてゲームをすることを選択し続けた結果でしょう。詳しくは下記の記事をお読みください。
ゲームをやめたいのにやめられない理由と解決方法
ゲームをするとドーパミンが出て、それが依存のトリガーになるというのは事実です。そうじゃないとゲームをしようという欲求は出てきませんからね。
ですがそれはゲーム以外のあらゆることに同じことが言えます。
食事、とくに高カロリー高脂質なジャンクフードに依存する人もいますし、運動嫌いな人には信じられないかもしれませんがマラソンなど走ることに依存と呼べるほど執着する人もいます。
依存症にならないためにはどうすればいいか
ゲームに限らず、何かに対して依存症になりたくないと考えるのであれば、それ以外の物事に対してきちんと向き合うことです。
ドーパミンは行動の原動力であり、必ず求めてしまうものです。それを獲得する手段としていつも同じものを選択してしまわないようにしましょう。
勉強や仕事をしていてもドーパミンは出ます。満足できるくらいの成果を得るには時間がかかるので、ゲームほど簡単には出てこないだけで。
依存症となる人は勉強や仕事のような、心地よさを感じるまでに手間がかかることを避けがちです。
普段の生活でやるべきこと、しておいたほうがいいことをこなしたりしましょう。それがハードル高いと感じる場合、まずは他の趣味をしましょう。
そういったこともしていると、特定のものに対して依存症となるリスクをかなり減らすことができます。
今長時間ゲームをしているなら、プレイ時間を減らすことになるでしょう。それができなくて困っているなら以下の記事をお読みください。
ゲームをやり過ぎない方法
まとめ
- ゲームをした時のドーパミンの放出量は食事の時と同程度
- 依存症とならないためにはゲーム以外の物事をちゃんとする
以上です。
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